プロパンガス料金の計算方法と計算例

請求額を「基本料金+従量単価×使用量」に分けて、公表されている平均で当てはめてみます。式がどこまで当たるかも測りました。

請求額は3つに分けて考えます

プロパンガスの料金は、基本料金、従量料金、設備料金の3つに分けて請求書に示すことになっています(設備料金とは)。 基本料金は使った量にかかわらず毎月かかる額、従量料金は使った量に応じてかかる額、設備料金はガスの設備の費用です。

このうち、使う量で動くのは従量料金だけです。従量料金は、1m³あたりの額(従量単価)に使用量をかけた額になります。 そこで、設備料金を除いた請求額は次の式で考えられます。

請求額 = 基本料金 + 従量単価 × 使用量(m³)(設備料金は別にかかる)

数字を仮に置いた計算例

基本料金が1,800円、従量単価が1m³あたり700円の契約で、1か月に10m³使ったとします。 従量料金は700円×10m³で7,000円、基本料金を足すと8,800円です。 20m³使えば、従量料金が14,000円になり、合計は15,800円です。

この数字は説明のための仮のものです。実際の額は、契約している事業者の料金表や請求書で確かめてください。 請求書に従量単価が書かれていない場合は、プロパンガスの従量単価とはの見つけ方を使います。

公表されている平均で当てはめる

資源エネルギー庁の「LPガス価格調査」は、基本料金の平均と、10m³使ったときの請求額の平均を公表しています。 この2つがあれば、従量単価の目安を逆算できます。(10m³の平均額 − 基本料金の平均)÷ 10です。 この単価を使って、20m³使ったときの額を式で出し、公表されている20m³の平均額と並べました。

都道府県基本料金の平均1m³あたり(10m³で割り出し)20m³:式の答え20m³:公表平均
東京都1,926円704円16,014円15,935円
愛知県1,938円755円17,040円16,496円
北海道2,308円974円21,796円21,000円

単価は平均どうしの引き算で出した目安で、どの事業者の単価でもありません。調査の価格は、基本料金を含む税込みの額です。 設備料金が含まれるかどうかは、資料の中で書き方が一致していません(このデータについて)。

式の答えは、使用量が多いほど公表の平均より高く出ます

上の表では、3つの都道府県のどれでも、式の答えが公表の平均より高くなっています。 都道府県を47すべて調べて、10m³で割り出した単価で20m³と50m³を計算したときのずれを測りました。

47都道府県すべてで同じ計算をして、公表されている平均と比べました。20m³では式の答えが公表平均より平均3.0%高く(47都道府県すべてで高い。ずれは0.5%〜5.7%)、50m³では平均9.7%高く(47都道府県すべてで高い。ずれは3.7%〜16.9%)なりました。

つまり、単価が使用量によらず一定だとして計算すると、使う量が多い世帯ほど請求額を高く見積もります。 公表されている平均の上では、使う量が増えるほど1m³あたりの額が下がっています。 その理由が、使用量が増えるほど単価が下がる料金体系なのか、調査に答えた事業者の構成の違いなのかは、公表資料からは確かめられません。 どちらにしても、10m³の単価を大きい使用量にそのまま当てはめるのは避けたほうが安全です。

自分の請求書に当てはめるときの手順

  1. 請求書の3つの区分を分ける。 基本料金、従量料金、設備料金のうち、使用量で動くのは従量料金だけです。
  2. 従量単価を出す。 従量料金を使用量で割ります。書かれていれば、その額を使います。
  3. 別の使用量の月を見積もるときは、使用量が近い月の請求書から単価を出す。 上で測ったとおり、遠い使用量に当てはめるほど外れます。
  4. 地域の中での位置を見る。 基本料金と従量料金の合計を、使用量が近い公表値の最低・平均・最高と比べます。

自分の請求額が地域のどのあたりかを見る
請求書の基本料金・従量料金・使用量を入れてください。 47都道府県と、県内をさらに分けた264地域の計311地域の最低・平均・最高のどこにいるかが出ます。 氏名・住所・電話は聞きません。判定へ

このページでしないこと

個別の事業者の料金が高いか安いかを評価したり、乗り換えを勧めたりはしません。 ここで計算したのは公表された平均を使った目安で、あなたの契約の請求額を予測するものではありません。

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